この記事でわかること
- 統計・実験計画法の主要用語の意味を素早く確認できる
- 主要な公式と、対応するExcel関数の早見表
- 各テーマの詳しい解説記事への入口(リンク集)
📌 実務中の「あの用語・あの公式どうだっけ?」をこの1ページで解決するための早見表です
品質データを前にして「この指標の式どうだったかな」「この検定、Excelのどの関数だっけ」と手が止まる——そんな場面のための早見表です。統計と実験計画法でよく使う用語・公式・Excel関数を1ページにまとめました。各項目は詳しい解説記事にリンクしているので、深掘りしたいときはそこから進めます。
基本統計量
| 用語 | 意味・公式(Excel関数) | くわしく |
| 平均 | データの中心。x̄ = Σxᵢ / n / =AVERAGE() | 平均・中央値・最頻値 |
| 分散(不偏) | ばらつきの大きさ。s² = Σ(xᵢ−x̄)² / (n−1) / =VAR.S() | 標準偏差・分散 |
| 標準偏差 | 分散の平方根。s = √s² / =STDEV.S() | 標準偏差・分散 |
| 変動係数(CV) | 相対的なばらつき。CV = s / x̄(×100%) | 変動係数(CV) |
| 標準誤差(SE) | 標本平均のばらつき。SE = s / √n | 信頼区間 |
確率分布
| 用語 | 意味・Excel関数 | くわしく |
| 正規分布 | 左右対称の釣鐘型。標準化 z = (x−μ)/σ / =NORM.DIST() / =NORM.S.DIST() | 正規分布 |
| t分布 | 標本サイズが小さいときの平均の検定に使う / =T.DIST.2T() / =T.INV.2T() | t検定とは |
| F分布 | 分散の比の分布。分散分析・等分散の検定に使う / =F.DIST() / =F.INV() | F検定とt検定 |
| カイ二乗分布 | 度数・適合度・独立性の検定に使う / =CHISQ.DIST() / =CHISQ.TEST() | カイ二乗検定 |
仮説検定の基礎用語
| 用語 | 意味 | くわしく |
| 帰無仮説 / 対立仮説 | 「差がない」と仮定するのが帰無仮説、示したい主張が対立仮説 | 仮説検定の考え方 |
| 有意水準 α | 帰無仮説を棄却する基準。通常0.05(5%) | p値とは |
| p値 | 帰無仮説が正しいと仮定したときに、観測以上に極端な結果が出る確率。α未満なら有意 | p値とは |
| 第1種の過誤(α) | 本当は差がないのに「差あり」と誤判定する | 統計的仮説検定とは |
| 第2種の過誤(β)/ 検出力 | 本当は差があるのに見逃すのがβ。検出力 = 1−β | 検出力(パワー分析) |
| 信頼区間 | 母数が含まれると考えられる区間。95%CIが一般的 | 信頼区間 |
平均の検定(t検定)
| 検定 | 使う場面・公式(Excel関数) | くわしく |
| スチューデントのt検定 | 対応なし・等分散。t = (x̄₁−x̄₂) / (sp√(1/n₁+1/n₂))、sp²=((n₁−1)s₁²+(n₂−1)s₂²)/(n₁+n₂−2)、df=n₁+n₂−2 / =T.TEST(,,2,2) | スチューデントのt検定 |
| ウェルチのt検定 | 対応なし・不等分散。t = (x̄₁−x̄₂) / √(s₁²/n₁+s₂²/n₂)、df=Welch–Satterthwaiteの式 / =T.TEST(,,2,3) | ウェルチのt検定 |
| 対応のあるt検定 | 同一対象の前後比較。t = d̄ / (s_d/√n)、df=n−1(dは差) / =T.TEST(,,2,1) | 対応のあるt検定 |
| 種類の選び方 | 対応の有無→等分散の有無(F検定)で決める | t検定の種類と選び方 / Excelでt検定 |
分散分析・多重比較
相関・回帰
| 用語 | 意味・公式(Excel関数) | くわしく |
| 相関係数 r | 2変数の直線関係の強さ(−1〜+1) / =CORREL() | 相関係数の読み方 |
| 回帰係数 | 傾き β₁ = Σ(xᵢ−x̄)(yᵢ−ȳ)/Σ(xᵢ−x̄)² / =SLOPE()・切片 =INTERCEPT() | 回帰分析のやり方 |
| 決定係数 R² | 当てはまりの良さ(0〜1)。単回帰では R² = r² / =RSQ() | 決定係数(R²) |
ノンパラメトリック検定
実験計画法(DOE)
| 用語 | 意味 | くわしく |
| フィッシャーの3原則 | 反復・無作為化・局所管理。実験の信頼性を支える土台 | 実験計画法とは |
| 要因実験 / 単一因子実験 | 複数因子を同時に動かすのが要因実験。交互作用を検出できる | 要因実験と単一因子実験 |
| 直交表 | 少ない実験回数で多因子を効率よく評価する割付表(L8・L9・L18 等) | 一部実施要因配置 / L9直交表 |
| 応答曲面法(RSM) | 連続因子の最適値を曲面で探索する手法 | 応答曲面法 |
| タグチメソッド / SN比 | ばらつきに強い条件を探すロバスト設計。SN比で評価 | タグチメソッド |
品質管理(QC)
まとめ
このページは、統計と実験計画法の用語・公式・Excel関数を素早く確認するための早見表です。使い方のポイントは次のとおりです。
- まずカテゴリ(基本統計量・検定・分散分析・回帰・DOE・QC)から探す
- 公式の隣に対応するExcel関数を併記しているので、そのまま実践できる
- 深く学びたい用語は「くわしく」の解説記事リンクへ
- 検定の選び方に迷ったら統計的検定の選び方(フロー図)へ
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